40代以上の女性におすすめの本

自分の生きづらさや、どうしてうまくいかないのかと悩んでいた頃、著者をYouTubeで拝見しました。生まれながらの性別に関係なく、著者の言う男性性とは『山』のイメージで、頂上に向かって、誰の力も借りず、努力して一人で頑張るのことを好み、女性性は競争するのではなく、まわりの人達と強調し受け取ることで何かを生み出すエネルギーを発揮しハッピーになれる『海』のイメージだそうです。10代の頃から婦人科疾患に悩まされ、心の問題に注目し、これまで読んできた本には「女性の社会進出により、男性に負けられないという思いが本来の女性性を否定することで婦人科疾患を発症する」と言うものが多くありました。自分としては、周りに遅れを取らず、生活のために必死に業務を頑張っていただけで、いわゆる出来る男性に負けたくない！と思っていたわけではなく、この考えに違和感を持っていました。しかし著書によると、無理して頑張るほど「愛を受け取りたいから先行投資する女子」になって、40代を過ぎ、50代になっても必死に男性性の「登山」を続け、いくら登り続けても景色は変わらず、疲労感だけが蓄積されたことに気付きました。登り続けた結果、頑張りすぎて（遭難レベルで）うつ病になってしまった自分。早く下山しようと素直に考え方を変えるきっかけをいただきました。人生がうまくいかない原因を分かりやすく教えてくれる内容ですので、ぜひ読んでみてくださいね。

40代以上の両親の多くは、70代以上。「良い大学を出て、良い会社へ就職して、結婚し、子供を授かり定年まで安泰に生活するのが正解」と、いわゆる「世間体」を重視した考えを持つ方が多く、その世代に育てられた私たちは、親の言う世間体から外れた生き方をするのは認められないと信じていたところがあったと思います。そこで、実際に40代、50代を超えてみて、今、幸せと感じれれば良いのですが、正しく生きてきたはずなのになぜ？と思う方も多いはずです。それは親から教えられた【他人の価値観】で生きてきたからかもしれません。本書は本当の自分を取り戻すために必要なこと、また不要なものを手放すことを理解し、各章でワークを行う形式になっていますので、今一度、本当の自分はどうしたいのか？を見つめ直すために読んでみてはいかがでしょうか。